水工部門では,河川,砂防に関する全体計画,構造物設計,多自然川づくり及び流域雨水排水対策計画・設計,上下水道設計といった水に関わる計画,設計を行います。
御用川

河道計画

河道計画は,河道特性や地域特性等現況条件を十分把握したうえで,多自然川づくりの考え方を取り入れた平面,縦横断計画,構造物計画を行うとともに,氾濫解析による便益算出,事業の費用対効果分析,改修の再評価,事後評価の提案等の計画,設計を行います。

多自然川づくり

多自然川づくりでは,本来川の有する自然な作用で川が変化する計画に配慮して,生物生息環境や多様な河川景観を保全,創出します。
計画では,「現況河道の蛇行を残して早瀬,淵の創出を図る」,「落差工を極設けず縦断的な河床の安定と連続性を確保する。」「河床幅を十分確保して自然な水際の創出と堤内地までの連続性を確保する。」等に配慮した提案を行います。

田川
幕田堰

河川構造物計画・設計

河川改修に伴う改築,老朽化による維持修繕の必要な河川構造物の計画・設計を行います。
構造物の種類は,落差工,起伏堰,樋門,水門,揚排水機場,サイフォン,河川横過トンネル,トンネル河川等です。
計画では,必要な機能性を有する最適な形状を設定しつつ,経済性,維持管理性,施工性等トータルコストに優れる形式を選定します。

砂防施設計画・設計

砂防計画に伴う流路工,砂防ダムの計画・設計を行います。
砂防ダムの計画では,地質状況に合わせた構造形式を選定するとともに,流砂系や自然環境に配慮した透過型ダムの提案等も行います。
また,不透過型の砂防堰堤の透過型への改良や魚道の設置,流路工の堰堤を全面魚道タイプとする等,生物生息環境の連続性を確保する計画を提案します。

湯西川砂防ダムと魚道

流域雨水排水対策計画・設計

近年のゲリラ豪雨や長時間の連続降雨の増加に伴い,様々な箇所での浸水被害が増大する傾向にあります。
市街地部での浸水,道路冠水等の内水氾濫や河川の溢水の対策として,現地状況,流出形態,水文分析,内水シミュレーション等により原因を特定し,水路拡幅,放水路設置,調整池等流出抑制施設の計画,放流河川の部分改築等複合的に組み合わせた計画を行います。

上下水道設計

暮らしに密接した上下水道の設計を行います。
下水道設計では,地質,土被り,規模等の状況に合わせた工法の選定,液状化検討や可撓継手等の耐震設計,マンホールポンプ等の設備設計を行います。
水道設計では,経済的な配管,適切な弁の配置等を行いつつ,耐震性に優れた新材料等の提案等を行います。

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